直帰でとんぼ返り

ポケモン対戦に関するブログです。

【S23シングル・最終926位(1866)】ザシアンを狩れる?!非ダイマ純正イベループ

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こんにちは、ショウゴと申します。
私は、剣盾からポケモン対戦を始め、S23にて初めて念願の最終3桁(926位)に行くことができました!(ギリギリですが…)
この嬉しさを忘れないよう、完全に自己満足ですが、記念に構築記事を書いていこうと思います。
(初めて記事を書くので、読みにくいかもしれません…)


0.はじめに-構築選択

今まで私は、
・剣盾初期~対面構築(?)
・剣盾中期~サイクル構築
・禁伝環境(現在)~受け構築
と、様々な構築を使ってきたのですが、その中でもタイプ補完のとれた交換戦が好きなので、対戦に慣れてからはずっとサイクル構築を使っていました。
しかし、特に禁伝環境になると、伝説のパワーから純粋な有限サイクルは難しいと感じて来たこと、また、某有名受けルーパーの方々の配信を見て「受けきって勝つ」ことの奥深さを知ったことから、以降は受けループで戦うようになりました。
今回、純正受けループの構築で最後まで対戦が出来て良かったと思います。


1.環境分析-構築経緯

現環境最強のザシアンにタイプ上不利となる悪タイプのイベルタルを何故使うに至ったのか?
それはイベルタルが、①受けポケモンが苦手とする多くの相手に強く出られ、②物理・特殊の判別が選出画面からは出来ないために意表をつきやすい、と思ったからです。
受け構築が最も相手したくないポケモン第1位は間違いなく「ゴチルゼル」だと思いますが、その選出を抑制出来る可能性が高まるのは、利点と言えます。また、伝説では「黒バド」の他、一般枠では「悪ラオス」「ドラパ」「ガルド」といった受けが厳しいポケモンを比較的安定して受けられるのもイベルの強みだと思いました。


2.各個体解説

イベルタル@いのちのたま(ダークオーラ・いじっぱり)

233(252)-194(204)-121(44)-×( )-119(4)-120(4)

イカサマ/ふいうち/ちょうはつ/はねやすめ

ぽけっとふぁんくしょん!

HB-陽気悪ラオスの鉢巻暗黒強打を2耐え(92.6%)
A-不意打ちで、ヒヒダルマを乱数1発(87.5%)
A+1のASザシアンに珠イカサマ(67.6 ~ 79.6%)+珠不意打ち(29.3 ~ 34.7%)で、ほぼ落ちる

意地HAベースの型です。
最終日までは性格のんきにして、イカサマの枠をデスウイングにしていました。しかし、ウーラオスやゴリランダーはそもそも対面居座ることが少ないためにデスウイングを抜き、替わりに後出しで出てくるザシアンに刺さるイカサマを入れ、珠イカサマ+不意打ちでAS「ザシアン」を縛る型へと至りました。
イカサマが「ガブ」や終盤流行っていた「日食ネクロ」にも強かったので、この技構成で正解だったと思います。
また、不意打ちの偉いところは、先制で相手に削りを入れられるところです。
例えば、「カイオーガ」対面、不意打ちでHPを減らしておくことで、潮吹きの威力が下げられて受かったり、「ウオノラゴン」の先制エラガミを防いだり、スカーフor鉢巻「ヒヒダルマ」を先制でほぼ1発で落としたりと、フルアタで早いポケモンの上をとっていく動きも非常に強力でした。


ラッキー@しんかのきせき(しぜんかいふく・ずぶとい)

326(4)-×( )-62(252)-55( )-157(252)-70( )

ちきゅうなげ/ちいさくなる/みがわり/タマゴうみ

ぽけっとふぁんくしょん!

恐らく一番嫌われている型の、BDみがちいラキです。
「ゼルネアス」や「ムゲンダイナ」など、汎用特殊受けとして採用しました。
ダイマなしの環境で、このラッキーを突破するのに取れる手段は非常に限られているため、TODへの圧力込みで最強(凶)でした。
受かり辛いと有名な「マンムー」も、比較的後だしが可能なのも助かりました。
また、身代わりさえ貼ってしまえたら、全型の「ゴチルゼル」を含め、勝てる確率がグッと上がりました。
スカーフカイオーガまでならラッキーは潮吹きが後だしから受かりますが、正直眼鏡かスカーフかは選出段階ではわからないので、前述のイベルタルでの削りを含めてカイオーガは対処していました。
最終日は異様にテッカグヤが増えていたのも、このポケモンのせいですよね…?


ヌオー@ゴツゴツメット(てんねん・わんぱく)

202(252)-105( )-150(252)-×( )-86(4)-55( )

アクアブレイク/のろい/ドわすれ/じこさいせい

ぽけっとふぁんくしょん!

D+2で、CSゼルネのムンフォ2耐え、C下降補正のランドの草結び2耐え、HBサンダーの暴風2耐え。

HB鈍いド忘れヌオーです。
「ザシアン」軸にはほぼ毎回出していました。
ド忘れを1回積んでしまえば、火力のない特殊ポケモンくらいは余裕で受けられるので、積む隙さえ作れればイージーウィンが狙えます。
飛行タイプや特性浮遊相手にも打点を持てるように、アクブレを採用しました。
元々ゴチルゼル対策で鈍いの枠をグロパンにしていましたが、ゴチルゼルにトリックやエナボを持たせる人が増えてしまったため、ゴチル以外に幅広く対応可能な鈍いに変更しました。
挑発に弱い一方で、鈍いは接触しないので、一々相手のゴツメに触れずに済みますし、混乱自傷してもBも上がっているお陰で、大したダメージにはならないことは、グロパンと違って良い点でした。
構築の圧倒的癒し枠です。


サンダー電@あつぞこブーツ(プレッシャー・おだやか)

197(252)-×( )-106(4)-145( )-156(252)-120( )

ほうでん/ねっぷう/みがわり/はねやすめ

ぽけっとふぁんくしょん!

H-実数値197(4n+1)で上から身代わり4回可能。
HD-HDヒードランのマグストが27.9 ~ 33.5%。
控えめヒトムのオバヒが41.6 ~ 49.2%。
HBホウオウの聖炎が41.1 ~ 48.7%
HBDトリトドン、HBドヒドイデ、HBスイクンの熱湯、HB化身ボルトのボルチェン、HDナットの叩き、HBDカグヤのヘビボン、HBレヒレのムンフォ、HBサンダーのボルチェンがそれぞれ身代わりのHP以内のダメージ。

HDプレッシャーのサンダーです。
受けループにサンダーというポケモンが入るのか?と思うかもしれませんが、このポケモンが居たお陰で勝てた試合が山ほどあり、MVP級の活躍でした。
低火力の相手を前にみがはねをすれば、相手のPPがどんどん枯れていくという恐ろしい戦法です。
ステロを撒かれやすいパーティーなので、後だしが何回も可能なブーツを持たせました。
相手のサンダーにほぼ負けないサンダーのため、安心してあと投げが出来て、受けルーパーが辛いポケモン第2位(?)の「ヒードラン」を誤魔化してくれます。
特性がプレッシャーのお陰で、マグストがサンダーの前で4回しか打てず、うち1回でもかわせれば羽休めと身代わり放電であとはどうとでもなります。ヒードランは大体HD残飯の耐久型のため、サンダーが無振りでも上をとれていることが多かったです。(ホウオウも対処が似ています)
ほかにも、宿り木ヘビボン「テッカグヤ」、「ナットレイ」といった厄介なポケモンの処理も出来た点が優秀でした。
また、単純にサンダーがアタッカーと誤認されることも少なくなかったため、サンダー対策読みの選出や行動が取りやすかったのも良かったです。


カプ・ブルル@たべのこし(グラスメイカー・いじっぱり)

177(252)-168(20)-162(212)-×( )-116(4)-98(20)

ウッドホーン/10まんばりき/やどりぎのタネ/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

A-馬力でH252ヒードランを乱数1発(81.3%)。
CS眼鏡レヒレ対面の冷ビを確定耐え、返しのGFウッドホーンで乱数1発(68.8%)。
S-無振りヒードラン抜き。

少し火力調整したHBブルルです。
主に「霊獣ランド」「ウーラオス」「ガブ」「バンギ」ほか水タイプなどが役割対象です。
イベルの天敵「カプ・コケコ」に強めなのも良い点です。
有利対面での宿り木・様子見守るが強力で、グラスフィールドと食べ残し、宿り木の回復で、守るを挟めば半分近く再生できるため、HBに特化していなくても体力に余裕があり、やどまもは試合の展開を掴むのにも役立ちました。
はじめは性格のんきにして、悪ウーラオスへ打つマジシャを入れていましたが、そもそも対面…(中略)…なので、「ヒードラン」「ジバコイル」「レジエレキ」「ガラルヤドキング」等に打てる10万馬力を採用しました。
ただ、主にヒードラン意識の馬力でしたが、正直ドランはサンダーで見れるので、他の技を持たせて別のポケモンを役割対象にしてもよかったかもしれないです。
技うつときの「カンッ」ていう音が好きです。


ドヒドイデ@くろいヘドロ(さいせいりょく・ずぶとい)

157(252)-×( )-224(252)-74(4)-162( )-55( )

ねっとう/どくびし/トーチカ/じこさいせい

ぽけっとふぁんくしょん!

いつものHBドヒドイデです。
持ち物はゴチルゼル対策に脱け殻を持たせようか悩みましたが、不意に来る鉢巻「ウオノラゴン」のエラガミを受けるにはヘドロしかあり得ないためこの型になりました。
他にも「ヒヒダルマ」「フェローチェ」「カプ・レヒレ」「エースバーン」といった火力の高い相手を流せる安定感のあるポケモンです。
ダイマが無いせいで一撃で落とされることがほぼないため、1回熱湯か毒菱を選択してから裏に退く動きが強かったです。
後半は、毒菱が刺さらない相手も多かったので、黒霧や毒々に変えようか迷いましたが、「レヒレ」の処理の面倒臭さを考えると、やはり毒菱は最後まで外せませんでした。
ドヒド・ラッキーの並びが割りと凶悪で、我ながら相手にはしたくないなぁと思いました(他人事)。



3.選出

・ザシアン軸→ヌオー+ドヒド+@1
・ムゲンダイナ軸→ドヒド+ラッキー+@1
・黒バド軸→イベル+ドヒドorサンダーorラッキー+@1
・日食ネクロ軸→ドヒド+イベル+@1
カイオーガ軸→イベル+ラッキー+@1
・ゼルネ軸→ドヒド+ラッキー+@1
・ホウオウ受けル軸→サンダー+ドヒド+ラッキーorヌオー
・Wキュレム軸→ラッキー+@2
グラードン→ヌオー
・ルギア・ミュウツー入り→イベル
ヒードラン入り→サンダー
・ランド入り→ブルルorイベルorラッキー
ゴチルゼル入り→イベル+ラッキー+ヌオー

〈キツイ構築、ポケモン
・ダイナカグヤバンギ
・受けループ
グラードン
ゴチルゼル
・ピクシー
カプ・テテフ
等…


4.構築紹介、実績

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TN ショウゴ
最終順位926位(レート1866)
瞬間最高順位760位
でした。
最後、3桁にのった後に、順位が溶けて終わるのが怖くて辞めてしまったのは、私のまだまだ弱い部分だなと思います笑


5.おわりに

ダイマのない現環境は受け構築への追い風となりました。来期ではまたダイマックスが帰ってきて、ダイマ適正のあるポケモンが環境に増え、受けループはまた厳しい状況に追い込まれるかもしれません。
受けル側も純粋な受けだけではなく、攻めの駒も駆使して戦っていかなければ勝ちきれないかもしれないため、今後もさらに構築を練っていきたいと思います。

長文となりましたが、ここまで読んで頂き本当にありがとうございました!